一般社団法人 AYAがんの医療と支援のあり方研究会

団体会員一覧

更新日:2025年1月1日

< 団体名 >< 所在地 >
滋賀県立総合病院滋賀県
岐阜市民病院岐阜県
国立国際医療研究センター病院東京都
聖路加国際病院東京都
函館五稜郭病院北海道
埼玉県立がんセンター埼玉県
聖マリアンナ医科大学病院神奈川県
医療法人徳洲会 福岡徳洲会病院福岡県
昭和大学藤が丘病院 腫瘍内科・緩和医療科神奈川県
奈良県立医科大学附属病院奈良県

【高額療養費の改訂に関する声明文】
2025年度予算案に関する厚生労働大臣と財務大臣の折衝において、医療費が高額になった場合に患者の自己負担額を抑える「高額療養費制度」について、 ひと月あたりの負担上限額が、2025年8月より段階的に引き上げられることが決まりました。 これに対し、患者団体などから、命に直結する治療への影響や治療と生活の両立への不安、拙速な議論に基づく政策決定プロセスの問題に対して、反対の声が上がっており、 そこには多くのAYA世代のがん患者やその家族、支援者の声が含まれています。 がんに関わる医療費による経済的負担は、キャリアや家庭の形成期にあり、経済面での不安がある多くのAYA世代の患者・家族にとって、現状でも重たいものです。 負担額の引き上げは、治療選択だけでなくライフプランにも影響を及ぼし、経済的理由により本来守るべき健康を損なう事態にも陥りかねません。 AYA研は、AYA世代のがんの当事者と医療者、両者の立場から、この政策に反対するとともに、AYA世代の患者の経済的な実態と負担上限額の引き上げが及ぼす影響を精査し、 政策の実施を再考することを求めます。