会長挨拶

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第2回AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集会
会長 堀部 敬三
(国立病院機構名古屋医療センター 上席研究員)

_2018年3月に閣議決定された第3期がん対策推進基本計画の柱の一つにAYA(思春期・若年成人)世代のがん対策が謳われ、AYA世代がんへの関心が高まりつつあります。2019年2月11日に開催しました第1回AYAがんの医療と支援のあり方研究会(AYA研)学術集会においても、予想以上の520名の方にご参加いただき、AYA世代がんに関して関心と情報のニーズの高さがうかがわれました。この度、第2回AYA研学術集会を2020年3月20日(金、祝日)~21日(土)の2日間にわたり、再び名古屋国際会議場にて開催いたします。
_AYA(思春期・若年成人)世代は、がんの生存率の改善が他の世代に比べて必ずしも十分でなく、就学、就労、恋愛、結婚、出産、子育てなど世代特有の課題を抱えています。患者さんやご家族に多様なニーズがあるものの、AYA世代のがん患者は少なくがん種が多領域にわたっているため医療者の診療経験が乏しく、医療者も多くの困難感を抱えています。また、周りに同世代の仲間が乏しく、患者さんが孤立する場合が少なくありません。
_第2回学術集会では、「つなごう!AYAの医療と支援の輪」をテーマにキャッチフレーズを「絆と連携」としました。プログラムの充実と交流の機会をより多く設けるため2日間の開催とし、一般演題のほか、海外招聘講演1題、教育講演2題、シンポジウム、パネルディスカッション、合同企画を各1セッション、ランチョンセミナー2題、を企画して、内容の充実を図り、また、会員懇親会(別会費:3000円)を設けました。
_海外演者は、AYAがんの支援体制が充実しているオーストラリアからKate Thompsonさんをお迎えし、Peter MacCallum がんセンターにおけるAYAがん支援プログラムOnTracをご紹介いただきます(同時通訳あり)。また、2日目朝には、ThompsonさんのMeet the Expertセッション(事前登録先着30名限定)も行います。各企画のテーマには、キャリア形成(シンポジウム)、脳腫瘍(教育講演)、メンタルヘルス(教育講演)、ゲノム医療(ランチョンセミナー)、ピアサポート(パネルディスカッション)、そして、生と死について考える機会として終末期医療(日本死の臨床研究会との合同企画)を取り上げました。
_また、会員の皆様から広く一般演題を募集します(募集期間:2019年10月15日~11月30日)。すべての方にポスター発表いただき、討議と交流の時間(ポスター&ネットワーキング)を設けますが、それに先立ち、選定された優秀演題(表彰あり)の口演発表、ほか全演題のライトニング・トーク(60秒の内容紹介)のセッションを設けて、ポスター&ネットワーキングをより充実したものにしたいと考えております。是非、奮ってご応募ください。
_本研究会の特徴は、医師や研究者だけでなく、AYAのがん医療と支援に関わる様々な職種の方々、ならびに、当事者や支援団体の方々が同じ目的に向かって対等の立場で討議や活動を行うことです。
_AYA世代がん医療や支援に関わるあらゆる立場の皆様に、是非、本学術集会にご参加いただき、絆と連携を深めて、明日からの医療と支援に繋げていただきたいと思います。
_なお、本研究会では、様々な立場の方が参加されることから、会員同士を「さん」付けで呼び合うことにしております。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
_それでは、皆様と2020年3月に名古屋でお会いできることを楽しみにしております。