2023年2月17日金曜日18：30―19：40　国立がん研究センター（NCC）とAYA研の協働での開催が実現いたしました。希少がんセンター長でありAYA研理事である川井さんのおかげ？です！

AYA世代とがん―心理・社会的課題―をテーマに、AYAweek2023実行委員長 楠木さんと広報委員長 岸田さん、そして小澤が登壇いたしました。180人を超える参加者さんの内訳は、支援者の立場である看護師さんはじめ医療者が多く、患者・ご家族が多かったこれまでの回とはニーズが違う！と、事務局できめ細やかに準備してくださったNCCの加藤さんが驚かれていました。

前夜に届いた大量の事前質問からも、AYA支援・相談の要を担っておられるであろう方々のこのセミナーに期待する熱量を感じ、少々たじろぎ、前日の深夜に庶務・財務委員長 橋本さん（東京を代表するスーパーがん相談員さん）を急遽動員する運びとなりました。
小児がん患者さんから呼ばれた“恩師”という言葉に、「AYA世代の成熟課程に関わることができる醍醐味を感じることができます」と楠木さんが語られました。
橋本さんは、就活、婚活、妊活と折々に挫折を経験しながらも前進する力を持つAYA世代のすがすがしさを話してくださいました。

また、小澤から紹介したAYA研の活動の中でも、まさに支援を学ぶことができる第７回サポート研修会に興味を持ってくださった参加者さんが多かったようです。
最後に、希少がんセンターに望むこととして、岸田さん、楠木さんから、希少がんセンター長であり、AYA研理事でもある川井さんへ、「AYA世代がん経験者」として、また「医療者」として、横紋筋肉腫をはじめとする希少がんの治癒率改善のための努力の手を緩めず、国内外との連携を深めることも含め、ご尽力いただきたいことがお願いされ、閉会しました。

ご参加されたみなさま、本日の短時間ではAYA支援の“ｋｎｏｗ-ｈｏｗ”を網羅できませんでしたので、ぜひ、4月開催の 第7回AYA世代がんサポート研修会、5月開催の 第5回AYA研学術集会でまた、お会いしましょう！

一般社団法人 AYA がん医療と支援のあり方研究会 副理事長
小澤　美和