12月14日(土)に第2回がんプロとAYA研の共催企画の教育セミナーが、京都府立医科大学付属図書館ホールで開催されました。
AYA研理事長 堀部 敬三さんの挨拶で始まり、第1部では、AYA世代の意思決定支援について、臨床心理士の吉田 沙蘭さんからは基本的知識や考え方を、がん看護専門看護師の津村 明美さんからはAYA世代病棟での経験を踏まえた支援の実際をご講演いただきました。
第2部の対談では、20代後半で発症され、治療を終えて、しっかり社会復帰されている男性2名にご登壇いただきました。
お二人のそれぞれのご経験や経過の中で生まれた思い、信念など、たくさんお話しいただき、感動させられ、学ぶことがたくさんありました。お二人の生きる力の強さやしなやかさを心からすばらしいと思い、こちらが力をいただく時間となりました。最後は、がんプロフェッショナル養成プランセンター長 細井 創先生よりお言葉をいただき、閉会いたしました。
このような機会を得ることで、ひとりでも多くの医療者がAYA世代患者さんの思いに耳を傾け、力になれるようにと思うと、ご登壇のお二人にとても有意義な時間をいただいたことに、心から感謝申し上げます。
お聞かせいただいたお話は、参加した人のこころに響き、これから出会う患者さんたちに伝わっていくものと思います。
<第1部:教育講演>
吉田 沙蘭さん | 津村 明美さん |
<第2部:経験者と医療者の対談>
AYA研理事長 堀部 敬三さん | がんプロフェッショナル養成プラン センター長 細井 創先生 |
担当:AYA研 教育・研修委員会委員長 小澤 美和
(聖路加国際病院 小児医療センター)