【AYA研ブログ】第2回AYA研学術集会 二日目が終了いたしました

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第2回AYA研学術集会WEB配信 二日目!!

2日目も晴天に恵まれ、都内の桜もちらほら。さて、今日も品川から配信開始です。運営を一手に担っている岸田さんの顔にさすがにちょっぴり疲れが出ているのが気になるところです。

【教育講演】

2日目のプログラムは埼玉医科大学国際医療センター脳脊髄腫瘍科 西川亮さんによる教育講演1「AYA世代と脳腫瘍」から始まりました。小児から若年世代における脳腫瘍の疫学、病理学的特徴、治療についてとてもわかりやすく解説いただきました。西川さんには、事前に収録をお願いしたのですが、WEB配信が決まったばかりで運営側も試行錯誤のなかの収録だったため、何Takeもご協力いただきまして、本当にありがとうございました。

続いて、東北大学大学院教育学研究科 吉田沙蘭さんから教育講演2「AYA世代がん患者のメンタルヘルス」です。なぜ、AYA世代の支援を難しいと感じるのだろう?AYA世代でがんを経験することは心理状態や発達課題にどのような影響をもたらすのか、心理学の視点からご講演いただきました。AYA世代の多様性や自立性を尊重した関わりについてとても勉強になりました。

2日目のランチョンセミナー(シスメックス株式会社)は国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科 米盛勧さんによる「希少がんの研究診療の展開」です。希少がんセンターの役割や取り組み、遺伝子パネル検査の意義とプレシジョンメディスンの展開につながる研究プロジェクトの紹介をいただきました。

【令和2年度通常総会】

途中で表示される手書きのスケッチブックは、国立がん研究センター中央病院 森文子さんが即興で作成。

【パネルディスカッション】

つづいて、パネルディスカッション「ピアサポート」は、若年性がん患者団体 STAND UP!!の熊耳さん、若年性乳がんサポートコミュニ ティ Pink Ringの御舩さん、NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会の三好さん、NPO法人がんノートの岸田さんから各団体のミッションと活動について紹介され、ディスカッションでは、地域格差、患者会同士のネットワークつくりや資金集め、サポーターの世代交代の課題も見えてきました。AYA研としてどのように連携できるのか、医療者との連携のあり方など新たなコラボレーションが期待できそうです。

最後の基調講演は、オーストラリアのVictorian Adolescent & Young Adult Cancer Service からKate Thompsonさんです。オーストラリアで提供されている包括的なサバイバーシップのプログラムや様々なリソースを活用したチームでの介入の実際など興味深い講演でした。助成金や病院との連携など、社会的・文化的背景は異なるかもしれませんが、日本でもこんなことができたらと未来を感じるメッセージでした。

今回、WEB開催に至るまでの経緯、ポスター発表など一般演題の取り扱い、同時配信・録画配信のシステムと運営、技術的な課題も含めて会員・参加者の皆さまには多大なるご迷惑をおかけしました。AYA研だからこその新たな発信の形とちょっぴりアナログな部分が共存した二日間のチャレンジだったと思います。みなさまはどう感じましたか?

新理事の桜井なおみさんからも「当事者の声が入ることの大きさを強く感じたさ。WEB配信という新しいかたちは、どこからでも参加ができるという良い点の一方で、その場で議論ができないという制約がある。これを出発点にして、改善をしながら回を重ねていければと良いと思う」との意見をいただきました。

今回の学びと反省をもとに、来年度の第3回大会にむけて、皆で一層頑張っていきたいと思います。これからのAYA研にご期待ください。

担当:AYA研 理事 渡邊 知映
(上智大学総合人間科学部)

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録画講演・ポスター閲覧期間:4月30日まで
https://aya-ken.jp/meeting/2nd-meeting
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(登録締切:4月27日)