一般社団法人 AYAがんの医療と支援のあり方研究会

【AYA研ブログ】Web研修会のリハーサルを実施いたしました

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10月17日 土曜日、15-18時。AYA研Web研修会リハーサルを実施いたしました。

ボランティア参加者26人のご協力をいただき、ファシリテーター12人、事務局4人、総勢52人を理事長 堀部さんに見守っていただきながらのオンライン開催でした。

コロナ禍により中止・延期となっておりました、AYA世代がんサポート研修会をWeb開催するに先駆けまして、特に重要なグループワークを充実させ、満足いただけるよう準備するためのリハーサルでした。

テーマは、本開催に入れ込めなかった「AYA世代が病とともに社会とつながる ということを考える ~就労をめぐっての包括支援~」。グループワークのナビゲーターは、九州がんセンター サイコオンコロジー科 白石恵子さん、講師は、聖路加国際病院 がん相談支援センター 橋本久美子さん、です。ファシリテーターは、第2回研修会開催スタッフの開催組と、第3回研修会開催スタッフの合同グループです。

リハーサルまでにスタッフのTV会議が繰り返し開催され、前日に、AYA研事務局から分刻みのタイムテーブル・担当者のシナリオが送付されると、にわかにスタッフたちがソワソワしだした空気でメールが深夜まで大量に飛び交いながら、17日の当日を迎えました。15時開始の2時間以上前から、Wi-Fi環境の確認、グループワークで利用するGoogleスライド、Chatworkの利用練習、共有の確認などを行い、あっという間にスタートの15時を迎え、講義30分、グループワーク約2時間の内容もあっという間でした。参加者のみなさんが、所属施設、診療科、職種など非常に多彩な上に、AYA世代の診療において大変熱意のある方々であったことが覗える、非常に充実したディスカッションが繰り広げられました。

これから、参加者のみなさまからのフィードバックを取りまとめ、第2回AYA世代がんサポート研修会11月6-7日の本番にご参加のみなさまには、満足のいく研修会開催として臨床に役立てていただけますように、最後の準備に取り組んでまいります。

2021年にも早々に第3回を準備しておりますので、みなさまのご参加お待ちしています。

担当:AYA研 教育・研修委員会 委員長 小澤 美和
(聖路加国際病院 小児医療センター)


【高額療養費の改訂に関する声明文】
2025年度予算案に関する厚生労働大臣と財務大臣の折衝において、医療費が高額になった場合に患者の自己負担額を抑える「高額療養費制度」について、 ひと月あたりの負担上限額が、2025年8月より段階的に引き上げられることが決まりました。 これに対し、患者団体などから、命に直結する治療への影響や治療と生活の両立への不安、拙速な議論に基づく政策決定プロセスの問題に対して、反対の声が上がっており、 そこには多くのAYA世代のがん患者やその家族、支援者の声が含まれています。 がんに関わる医療費による経済的負担は、キャリアや家庭の形成期にあり、経済面での不安がある多くのAYA世代の患者・家族にとって、現状でも重たいものです。 負担額の引き上げは、治療選択だけでなくライフプランにも影響を及ぼし、経済的理由により本来守るべき健康を損なう事態にも陥りかねません。 AYA研は、AYA世代のがんの当事者と医療者、両者の立場から、この政策に反対するとともに、AYA世代の患者の経済的な実態と負担上限額の引き上げが及ぼす影響を精査し、 政策の実施を再考することを求めます。