一般社団法人 AYAがんの医療と支援のあり方研究会

【AYA研ニュース】No.71 2021年10月号外

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配信日:2021年10月6日

AYA研会員の皆様

平素よりAYA研の活動にご協力いただき、ありがとうございます。
【AYA研ニュース】No.71 2021年10月号外 をお送りいたします。


高校生でがんを経験された方の体験談募集:テーマ「進路」

厚生労働科学研究「AYA世代がん患者に対する精神心理的支援プログラムおよび高校教育の提供方法の開発と実用化に関する研究」班(研究代表者 堀部敬三)では、高校生がん患者への治療と学業の両立を支援するための「高校生のがん患者への教育サポートブック(仮)」を作成しています.これまでに,経験者とその保護者の方,特別支援学校・通常高校の教師からお話を伺いました.その中で,進路に関する体験談を知りたい,という声があがりました.

そこで,高校生の時にがんを経験された20歳以上の人で,ご自身の高校時代の進路決定に関する体験談を執筆してくださる方を5名程度募集します.お寄せいただいた体験談は,現在作成中の「高校生のがん患者への教育サポートブック(仮)」に掲載いたします.

【対象】高校生の時にがんの診断を受けた人で現在20歳以上の人
【募集期間】2021年9月~2021年10月
【執筆文字数】800文字~900文字程度
【掲載・公開方法】「高校生のがん患者への教育サポートブック(仮)」第6章 復学後/再通学後の学生生活と進路に掲載予定
「高校生のがん患者への教育サポートブック(仮)」は,国立がん研究センターのホームぺージに公開予定.全国のがん診療連携拠点病院・小児がん拠点病院,高等学校,行政機関に広報予定.
【謝礼】QUOカード(2000円分)進呈

ご関心のある経験者の方は,下記までご連絡ください.詳細について説明いたします。お知り合いのAYAがん経験者の方にも,是非,ご紹介ください。

【連絡先】
厚生労働科学研究「AYA世代がん患者に対する精神心理的支援プログラムおよび高校教育の提供方法の開発と実用化に関する研究」
研究分担者
国立がん研究センターがん対策研究所
医療提供・サバイバーシップ政策研究部
土屋雅子(つちや みやこ)
Email: cis-sr-r02@ncc.go.jp


【高額療養費の改訂に関する声明文】
2025年度予算案に関する厚生労働大臣と財務大臣の折衝において、医療費が高額になった場合に患者の自己負担額を抑える「高額療養費制度」について、 ひと月あたりの負担上限額が、2025年8月より段階的に引き上げられることが決まりました。 これに対し、患者団体などから、命に直結する治療への影響や治療と生活の両立への不安、拙速な議論に基づく政策決定プロセスの問題に対して、反対の声が上がっており、 そこには多くのAYA世代のがん患者やその家族、支援者の声が含まれています。 がんに関わる医療費による経済的負担は、キャリアや家庭の形成期にあり、経済面での不安がある多くのAYA世代の患者・家族にとって、現状でも重たいものです。 負担額の引き上げは、治療選択だけでなくライフプランにも影響を及ぼし、経済的理由により本来守るべき健康を損なう事態にも陥りかねません。 AYA研は、AYA世代のがんの当事者と医療者、両者の立場から、この政策に反対するとともに、AYA世代の患者の経済的な実態と負担上限額の引き上げが及ぼす影響を精査し、 政策の実施を再考することを求めます。