一般社団法人 AYAがんの医療と支援のあり方研究会

【AYA研ブログ】広報委員の古井さんから岐阜県のAYA支援チームの紹介です

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岐阜県では、平成 29(2017)年度より、岐阜大学医学部附属病院に「岐阜県小児AYA世代のがん等成育医療相談支援センター」を設置し、晩期合併症、保育・教育・就労・妊よう性・自立・心理的課題の支援など、成人診療科とも連携した相談等の切れ目のない支援の体制整備を図って不安や問題等を抱える患者さんやそのご家族に、高度かつ専門的な相談の場を提供しています。

~AYA部門長(小児科)小関道夫先生からメッセージ~
岐阜県の小児からAYA世代の患者さんの療養生活のお役に立てるよう、チームで取り組んでいきます。

https://hosp.gifu-u.ac.jp/center/gan/sodan/consult.html

担当:AYA研 広報委員 古井 辰郎
(岐阜大学大学院医学系研究科
産科婦人科学分野)


【高額療養費の改訂に関する声明文】
2025年度予算案に関する厚生労働大臣と財務大臣の折衝において、医療費が高額になった場合に患者の自己負担額を抑える「高額療養費制度」について、 ひと月あたりの負担上限額が、2025年8月より段階的に引き上げられることが決まりました。 これに対し、患者団体などから、命に直結する治療への影響や治療と生活の両立への不安、拙速な議論に基づく政策決定プロセスの問題に対して、反対の声が上がっており、 そこには多くのAYA世代のがん患者やその家族、支援者の声が含まれています。 がんに関わる医療費による経済的負担は、キャリアや家庭の形成期にあり、経済面での不安がある多くのAYA世代の患者・家族にとって、現状でも重たいものです。 負担額の引き上げは、治療選択だけでなくライフプランにも影響を及ぼし、経済的理由により本来守るべき健康を損なう事態にも陥りかねません。 AYA研は、AYA世代のがんの当事者と医療者、両者の立場から、この政策に反対するとともに、AYA世代の患者の経済的な実態と負担上限額の引き上げが及ぼす影響を精査し、 政策の実施を再考することを求めます。